FLH1340完成
いやー、約3ヶ月の期間を要してやっと完成して帰ってきました。1980年式 ショベルヘット1340cc FLH ポリス仕様 です。昭和55年に日本で新車登録された車両で、ミッションは4速 古きよき時代を感じさせる低音の効いたショベルサウンドが堪りません。もちろん、アイドリングはお決まりの3拍子。重いフライホイールを振り回しながら回転しているのを股下で感じ取ることが出来ます。でも、ポリスって家族受けが悪いのにはびっくりしました。どうも、家内はポリス=制服のイメージが強いみたいです。残念。
エンジンのインプレッションですが現在慣らし運転中ですので高回転は解りませんが、ホームページ上で以前に紹介した1200FLHとは明らかに違う回り方です。1200の場合は低速より非常に滑らかに回転が上がり、2次振動も少なく長時間の高速運転も苦痛に感じることは在りませんでした。しかし1340の場合は走り出しから1200とは明らかな違いを感じられます。低速の吹きあがりは以前に所有していた初期のエボリューションに非常に似ております。ラフなクラッチワークでもエンスト摺る事も無くとても扱いやすく、一定速度でのエンジンの回り方はシリンダー内の爆発をアクセルワーク一つで感じ取れるとでも言う様な心地良さです。
FLHの横に写っているのは87年式 初期型XLH883 通称4スポです。このバイクもエンジンはエボリューションですがエンジンの回り方には明らかにショベルに通じる物が在ります。スポーツスターもキャブレターが強制開閉式から不圧キャブに変わった頃から少しづつ回転の上がり方がスムーズになり何時しか低速型エンジンが高回転型エンジンに成り下がった事に寂しさを覚えるのは自分だけでしょうか?低速が無く、エンストのするVツインはハーレーに在らず。
ショベル時代の車両の良さは現在のツインカム等に比べて明らかに重心が低く全体に小柄で脚付きも良く当然、小回りが効きます。これって日本の道路事情向き?日本人の体系向き?パーツ供給も25年前の車両にも拘わらず純正に拘らなければ100%供給可能です。最近の80年代の国産ビックバイクよりはるかに安心。メンテも最初にきちんと仕上ておけば意外と壊れることも在りません。さていよいよ、本格的に慣らし運転をしようかと思った所に、花粉の季節です。暫くは、ガレージで磨くのみで我慢。次回は、今回の、このレストアに掛かった費用を是非公開したいと思っております。但し、オートショップ松二さんの了解を得てからですが。その前に請求書を見るのが怖い。このオリジナルスタイルが、一番ハーレーらしく感じてしまいます。


つづく