Lツインの部屋

72年 XLCH1000

初めて買ったハーレーは知人の紹介でUSAより船便でやって来た72年式XLCH1000と言うバイクで、ハーレーの事にはまったく無知な自分に以後痛感するのでした。
このXLHは何とセルモーターと言う文明の力が初めから付いていないバイクでいわゆるホットコンペティションと言うレースに出れるバイクでは無いですか。チェンジは右で1アップ、3ダウン 後ろブレーキは左 ウーン訳が解らん。ウインカー、メーター等も付いていません。公道走行可能にするのに行きつけのバイクショップにて数ヶ月整備に掛かり、その後、岡山の新オーナーに嫁いで行きました。近所廻りを数回乗りましたがケッチンの恐怖との戦いでした。うーん恐ろしいじゃじゃ馬でしたね。
77年 XLCR
77年XLCRです。このバイクもUSAの知人がコレクションしていた物を、私の欲しい欲しいのコールに負けて日本に嫁いで来たバイクで実走2千キロ位の新車の様なバイクでした。あまりに綺麗すぎてまったく乗ることが出来ず約1年後には大阪のコレクターに嫁ぐ事になりました。でも、エンジン音、スタイリング共にさすがハーレーと唸らされる迫力が在りました。セルモーターもXLCHと違い在りました。
87年 FLHTC
87年FLHTCです。私が歴代ハーレーの中で一番好きだったバイクで今もこのバイクを手放した事を後悔している位です。外観は誰が見てもハーレーと一目で解るスタイリング、オーディオ、バック類、マフラーから吐き出される重低音、これぞキングオブハイウェーだと思います。
最近のハーレーは高速走行は楽に走りますが下道走行に楽しさを感じる事が少なくなった様に感じます。時代と共に仕方ないのかも知れませんがもう少し重いフライホイルが欲しいものです。その点、88年以前のハーレーにはショベルの頃の古き良き時代が色濃く感じられたのではないでしょうか。
日の出前から、日の入りまで御飯を食べる時間も惜しんで下道を走り回っても体の何処にも疲れは感じず手足に僅かにハーレーの鼓動を感じながら明日のコースを考える、至福の瞬間、九州は阿蘇より。
98年 XLH883
幾ら気に入ったハーレーでもチョイ乗りには重たすぎるためと家族に言い訳しながら購入したのが98年XLH883です。購入後、即、シート、マフラー、ハンドル交換 暫くは気に入って乗っておりました。実は、写真には残っておりませんが91年の883も以前に数ヶ月所有していた事が在りました。あまりの短さに家族からは忘れられている模様です。
98年のXLHはとてもよく出来たバイクですが如何せん排気量が883のため登りが続く道路ではビックツインの様には行きません。しっかりとチャンジを繰り返ししなければ失速する事に成ります。1200では全然OKですがね。町乗りはとても楽しいです。

つづく